豊田真由子議員のパワハラの話。

他人事としては、暴言のクオリティが高くて抱腹絶倒なのですが、言われた元秘書はたまったものではないでしょうね。実際、どれぐらいハゲてるんでしょうか。

という話ではありません。

ネットで「パワハラ被害者が録音していることを揶揄する風潮はマズい」を読みまして、ちょっと思ったことがあるので、それについて少し。以下、屁理屈。

録音はコントロール可能

言っていることは分かりますが、僕はやはり、鵜呑みにするべきでないと思います。

と言うのも、録音する側は、ある程度、録音内容・公開内容をコントロールできるんですよね。すべてを録音してすべてを公開しているわけではありません。

常に録音状態にしておけば、相手を激高させるように誘導して、汚い言葉を吐いたときの音声だけ公開すれば、あたかも常に暴言を吐いている人のように思わせることが可能です。この秘書がそうだと言っているのではなく、そういうことも可能だという話です。

録音する側の姿勢

僕は、録音する側に立ったことがあります。

母親との関係に悩んで、いろんな人に相談したとき、軽く受け取られることが多かったんです。「親子なんてどこもそうだ。それほど深刻に捉えることはない」みたいな感じで。

そのときはそんなものかと思ったのですが、それ以降も、つらい日が続きまして。

あるとき、ほんの思いつきで、母親との電話を録音してみたんです。そして、それを相談相手に聞かせてみたら、反応が一転したんですね。「これは深刻な状況だ」と。

僕は、相談するとき、ちょっと控え目に話をしていました。

僕自身は当事者です。僕の話は、自覚があろうとなかろうと、僕の都合のいいように脚色されるおそれがあります。偏った話を元にした相談結果は、必然的に偏ります。僕は、それを嫌ったんですね。僕の思いはどうあれ、公平公正な相談を望んだのです。

ただ、言うまでもなく、僕の考えすぎだったんですね。

相談相手は、僕の話は僕寄りの話だという前提で聞いていたそうで、つまり、二重に差し引かれた話を聞いていたことになります。道理で、いまひとつ真剣に受け取ってくれないと感じたわけです。

で、そんな僕ですから、録音を聞かせるときも心配があったんです。

すべての録音を聞かせることは、時間的な制約がありますから、現実的ではありません(仮に、すべてを聞かせるにしても、それが本当に「すべて」という保証もない)。どうしても部分しか聞かせられないわけで、僕が自分に都合のいいところだけを聞かせることが可能です。

なので、相談相手に「どうしたらいいですか」と聞きました。

いま思えば、面倒くさい相談者ですね。相談しながら、自分の言うことはバイアスがかかっているおそれがある、この録音は編集された可能性があるとか言うわけですから。

でも、僕の目的は問題解決だったので、そのためには、正確な状況分析が必要だったんです。そこを間違えると、解決方針も解決方法も間違えかねず、それでは目的は果たせません。

まぁ、相談相手は、そういう僕の姿勢を理解してくれたので、事なきを得ましたが。

まとめ

で、今回の件です。

豊田議員があのような暴言・暴行をはたらいたことは間違いないと思えます。それは非難されてしかるべきですし、それ相応の罰を受けなければなりません。

しかし、だからと言って、それを鵜呑みにして敷衍するべきでもないでしょう。

証拠なっている録音は、部分でしかないのです。その部分は事実でも、その部分を元に「それ以外のところもそうだろう」と安易に考えることは避けて欲しいところです。

それに、この元秘書は、僕のようなタイプではないように感じるのです。

元秘書は、マスコミに売ってから、警察に被害届を出してます。問題解決を望むと言うより、まず、商売をしているわけです。お金を得るためなら、部分で十分です。

そういうわけで、この件は、豊田議員は法的に黒で間違いありませんが、モラル的には、豊田議員も元秘書もどちらも黒だと思っています。豊田議員は真っ黒、元秘書は濃さ不明の黒。元秘書は、黒を回避するために、信用される行動が必要だったのではないでしょうか。

少なくとも、「パワハラ被害者が録音していることを揶揄する風潮はマズい」のですから、被害者本人がそういう状況に持って行くべきではないと思うのですが。